●全形式の比較

写真は各形式ごとに海側(左・博多寄り)・山側(左・東京寄り)・屋根(左・博多寄り)の順で掲載。トミックスの形式番号はインレタで選択できるので末尾番号を「x」とした。

●1号車(KATO:521-3 TOMIX:521-x)

500系_0701 500系_0702 500系_0703

●2号車(KATO:526-7 TOMIX:526-x)

500系_0704 500系_0705 500系_0706

●3号車(KATO:527-5 TOMIX:527-x)

500系_0707 500系_0708 500系_0709

●4号車(KATO:528-3 TOMIX:528-x)

500系_0710 500系_0711 500系_0712

●5号車(KATO:525-5 TOMIX:525-x)

トミックスは動力車となっている。

500系_0713 500系_0714 500系_0715

●6号車(KATO:526-8 TOMIX:526-x)

屋根上東京寄りの高圧線ジョイントは大型タイプになる(トミックスの写真は付属パーツ取付状態)。

500系_0716 500系_0717 500系_0718

●7号車(KATO:527-403 TOMIX:527-40x)

屋根上博多寄りの高圧線ジョイントは大型タイプになる(未取付)。

500系_0719 500系_0720 500系_0721

●8号車(KATO:518-3 TOMIX:518-x)

500系_0722 500系_0723 500系_0724

●9号車(KATO:515-3 TOMIX:515-x)

500系_0725 500系_0726 500系_0727

●10号車(KATO:516-3 TOMIX:516-x)

カトーは動力車となっている。

屋根上東京寄りの高圧線ジョイントは大型タイプになる(未取付)。

500系_0728 500系_0729 500系_0730

●11号車(KATO:527-703 TOMIX:527-70x)

トミックスは動力車となっている。

屋根上博多寄りの高圧線ジョイントは大型タイプになる(未取付)。

500系_0731 500系_0732 500系_0733

●12号車(KATO:528-703 TOMIX:528-70x)

500系_0734 500系_0735 500系_0736

●13号車(KATO:525-6 TOMIX:525-x)

5号車と同じ車両だが、こちらはトミックスも動力は搭載していない。

500系_0737 500系_0738 500系_0739

●14号車(KATO:526-9 TOMIX:526-x)

屋根上東京寄りの高圧線ジョイントは大型タイプになる(未取付)。

500系_0740 500系_0741 500系_0742

●15号車(KATO:527-6 TOMIX:527-x)

屋根上博多寄りの高圧線ジョイントは大型タイプになる(未取付)。

500系_0743 500系_0744 500系_0745

●16号車(KATO:522-3 TOMIX:522-x)

500系_0746 500系_0747 500系_0748

●サイズスペック

車体の寸法について比較する。なお、数値については以下注意点を挙げておく。

  • 定規やノギスで計測、目視なので誤差があるかも。
  • 全長は車体長のみで、連結部(外幌など)は一切含まない。
  • 全高はレール面から屋根上まで。高圧線やジョイントなどの機器類は除く。
  • 最低地上高はレール面が基準。
  • 連結間隔は当サイトのこちらを参照。
寸法(mm) カトー トミックス 実車 実車/160
先頭車全長 166.0 167.0 26750 167.187
中間車全長 152.0 153.0 24500 153.125
全幅 21.2 21.2 3380 21.125
全高(中間車) 23.5 23.0 3690 23.062
最低地上高 1.5 1.5 - -

計測は1号車と2号車で行った。他の車両も同じ寸法のはずだが個体差による誤差があるかもしれない。また、最低地上高は実車とNゲージでは条件が異なり単純比較はできず、実車の数値もないので未掲載とした。

車体長は先頭車・中間車とも実物換算とするとトミックスのほうがスケールが近い。カトーは伝統的に(0系や200系の頃から)1mm車体長が短いという特徴があり、500系もそれを踏襲している。

全幅は両者とも実車に対してやや広め、全高はカトーのほうが実物換算でスケールが近いが最低地上高はトミックスと同じなので、カトーがやや上下に縮まっているか、トミックスが伸びている。ただ、全幅と高さの差を目視で確認するのはまずできないと思うので、差はないと考えていいだろう。なお、全形式比較写真ではカトーのほうが最低地上高が低く見えるが、これはカトーの床下底面の幅が若干広いのでそう見えるだけである。

編成全体長は実車は16両編成で404.0m(メートル)で、1/160では約2525mm。カトー連結間隔を4.0mm、トミックスの連結間隔を5.4mmとすると、カトーは2520mm、トミックスは2557mmとなる。こちらはカトーのほうが実車のスケールに近く、トミックスは実車なら5mくらい長いことなる。

【コラム】500系は背が高い?

新幹線初期の0系や100系の車体構造は在来線と大差なく、冷房などの空調装置も屋根上に搭載していた。しかし、300系以降高速化が進むと、重心を下げるために空調装置を床下に配置するようになり、0系・100系時代と比べるとずいぶん背が低くなっている。

ところが、500系の全高3690mmという数値は300系・700系の3650mm、N700系の3600mmと比べると少し高くなっていて、新幹線高速化の権化のような500系にしては意外な数値になっている。

初めて床下に空調装置を搭載した300系だが、床下から天井までダクトを引いていたのでその間に冷気が暖まってしまい、冷房の効きが悪いという欠点があった。そこで500系では室外機を床下、室内機を天井に分散配置して300系の問題を解決した。それほど屋根が高くなったわけでもないし、車体が円筒形なので全体の断面積(前面投影面積という)がもともと小さいこともあって、問題ないとされたのだろう。

700系以降は再び空調装置はすべて床下に配置されることになったが、冷気の吹き出し口を荷棚の下あたりに配置し、ダクトの長さを抑えたことで問題を解決している。


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