●全形式の比較

形式写真(海側)
形式写真(山側)
サイドビュー(海側)
サイドビュー(山側)
屋根上
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形式写真(海側)
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サイドビュー(海側)
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屋根上
矢印
東京
秋田
秋田
東京
矢印
●11号車Kato:E611-2
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Tomix:E611-0
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●12号車Kato:E628-2 [動力車]
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Tomix:E628-0 [動力車]
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●13号車Kato:E625-2
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Tomix:E625-0
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●14号車Kato:E625-102
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Tomix:E625-100
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●15号車Kato:E627-2
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Tomix:E627-0
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●16号車Kato:E629-2
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Tomix:E629-0
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●17号車Kato:E621-2
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Tomix:E621-0
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矢印
東京
秋田
秋田
東京
矢印

両者ともセット構成の都合上、動力車は2両目(12号車)となる。E6系の編成としては位置が偏ってはいるが、E5系と併結した場合にはいい位置になっていると思う。

●総評

これまでの新幹線模型は、トミックスが先行して他社が後追いというパターンが多かったが、今回はトミックスが後追いという、これまでにないパターンである。4ヶ月程度で後追い?と思われるかもしれないが、カトーのE6系は大部分E5系と共通している点が多く、設計ベースとなるE5系から数えれば2年程度後追いしている、と筆者は考えている。

E5系の時は震災があったためか叶わなかったが、E6系でカトーは実車の営業運転開始日と同日発売を実現した。先行して発売したE5系と同様、先進性はあまり感じられないが、その分堅実かつ無難な仕上がりで、上方から見る「模型視点」を重視しているのも、同社の製品らしいといえばらしい。その一方で、発売が早かった故に練り込みが足りなかったのか、先頭部屋根上の分割線や灯火類、ノーズ部の塗装などに荒削りなところも見られた。

トミックスにはカトーを研究する時間が十分あり、大宮のショールームで見た試作品を踏まえても、「トミックスの後追い」には個人的には興味や期待が大きかった。ひょっとしたら、カトーをぶっちぎるほどの出来になるのではないかと。だが、実際には他製品の比較レビューにもあるような、一長一短レベルの差に収まった。

しかし、300系やドクターイエローがそうだったが、新しい設計の製品が先行製品をぶっちぎるほど差を付けることはほとんどない。その上で冷静に見れば、先頭部のシャープさやヘッドライトの表現、パンタグラフ、屋根の光沢感など、トミックスにも美点は多数あり、十分にハイレベルな製品に仕上がったことは間違いなく、筆者が過大に期待しすぎていただけ、といえばそれまでかもしれない。

ただ・・・まったく改善がない新型カプラーといい、ライトスイッチが分離されて使い勝手が悪くなったことといい、どうしてこのメーカーは自分とこの美点を自ら平気で潰すのかね?いう不満はある。特にライトスイッチの仕様が変わるのは仕方ないにしても、工具も付属しないのはどうかと。そりゃ爪楊枝はどこの家にもあるだろうし、筆者のようなヘビーユーザなら他社製も含めて工具類はたくさん持っていて、付属しなくても実際困らないけどさ。

でも、目立つ紙箱入りの新規ユーザに向けての製品でもあるわけで、ヘタすりゃ新規さんはこの手のスイッチの操作は、爪楊枝でするのが普通と思いかねない。メーカーに至れり尽くせりにしろとは思わないけど、こんな時こそ、いつもの動力台車補助棒でも「流用」して放りこんでおけばいいのに、と思った。

それでもまあ、純粋に模型として評価するならどちらも「E6系のNゲージ製品」として、十分納得のいく製品だと思う。かなり一長一短という感じなので好みが分かれそうだが、欲しいと思った方を買えば不満は出ないと思う。もちろん、両方買って並べたり見比べるのも楽しいだろう。なにより赤い車体は新鮮だし、E5系とのコントラストが特に見栄えするので、単独よりも是非併結フル編成で「はやぶさ+スーパーこまち」を味わいたい。トミックスはE5系が発売されるまで、しばらく併結運転はお預けだが・・・模型なので相手がE2系や200系でも問題ないかも?


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