白が同化しないよう露出を少し下げて撮影したが、微妙な差である。白についてはトミックスは「純白」、カトーはほんのわずかにアイボリーというかグレーがかかっている感じ。青帯はカトーのほうが明るく、これまたわずかに緑がかってるのに対し、トミックスはピュアな濃青という感じだ。
ピュアなトミックスの塗装に対し、カトーはくすんでいるといえるが、実車の塗装は汚れ等でくすんでいることが多いので、それに合わせる傾向がある(タモリ倶楽部でも言っていたような)。対して、トミックスはバリバリの新車状態。どちらが正しいかではなく両社の塗装に対する考え方の差だ。
この差は100系や700系でも見ることができるが、N700系についてはカトーも比較的純白に近づけている気がする。
ところで、肉眼で見ると両者の塗装に結構違いがあると感じることがある。これまでの写真でもなんとなくわかるかと思うが、カトーはかなり光沢(つや)が強いのである。
この写真もつやと白が同化しないよう、露出を落として撮影。カトーのほうが光沢が強いことがわかるかと思う。肉眼で見ると違いを感じることがあると書いたのは、カトーはこの光沢ゆえに周辺の色を反映しやすい。トミックスはそこまで反映しないから、場面によっては大きな差に見えることがあるわけだ。
白(白3号)地に青(青22号)の帯というJR後の東海道新幹線のカラーを、太帯が上、細帯が下という700系と共通のデザインでまとうN700系だが、色合い自体はいつも通りのカトー・トミックスというか、両者とも特に違和感を感じることはない。それよりも光沢感の違いの方が際立っている。
実物の鉄道車両の塗装には光沢があるが、Nゲージのサイズで光沢が強いと玩具っぽく感じる人もいるらしく、誰もが違和感を持たないであろう半光沢くらいで抑えられるのが一般的である。トミックスはそのセオリーに沿った光沢具合なのだが、カトーはNゲージ完成品としても異例なほど光沢が強い。同社のE4系も光沢があるほうだったが、N700系はそれを上回る。好みが出やすそうだし、結構思い切った塗装だなと思った。
とはいえ、光沢が強いといってもカーモデルみたいに鏡面塗装になっているわけでもなく、なかなかどうしてバランスの良い光沢だと思う。新幹線車両は流線型の形状ゆえに光沢を感じるシーンが多々あるから、カトーの光沢感のあるボディは見ていて気持ちいがいいのである(個人的にはもう少し光沢があっていいと思っているが)。
カトーは屋根まで光沢があるのだが、前ページの写真のように実車の屋根は汚れていることが多く、違和感を感じる人も少なくないようだ。しかし、実車の出場直後の屋根はピカピカの光沢を保っており、その意味ではカトーは実車に忠実である。まあ、屋根に光沢のある状態は滅多にお目にかかれないから、違和感を感じるのもやむを得ないとは思うが。
細かい部分でアラ探しすると、トミックスは2ページ前の「各種モールド類」で紹介したように先頭部ドア近辺に(細かいモールドとバーターではあるが)青帯のカスレがあるし、カトーは車端部の青帯の塗装が甘いところがある。しかし、両者共に発色も塗り分けも美しく、光沢や色調など微妙な差をどう評価するかはユーザの好み次第だが、全体的にはハイレベルな仕上がりで不満を持つ人は少ないと思う。
N700系にしては派手な(?)1号車後端、グリーン車8号車、11号車の各箇所を並べてみた。左に実車1号車の写真を載せたので比べてみてほしい。カトーは禁煙マークの位置、行先表示器と号車番号の高さ位置関係、トミックスは形式番号とJRマークの間隔にちょっと違うかな?と思える部分もあるが、全体的には両者とも実車に沿っているといっていいだろう。
号車番号の表記はカトーの方が大きいが、これは実車のZ0編成と量産車の差でもある。現在はZ0編成も量産車と同じ大きさに統一されており、トミックスは初期の姿なのは言うまでもない。8号車のグリーン車マークの位置も同様。
また、これは塗装に含める話だったかもしれないが、カトーは各ドア下端の靴ズリも銀色で印刷している。トミックスは省略されているが、これは従来製品を含めて両社の傾向でもある。
ぱっと見でも禁煙マークや行先表示器などの印刷の有無に差があるが、印刷状況についてまとめてみた。
表記箇所 | カトー | トミックス |
形式番号 | 印刷済み | 印刷済み |
JRマーク(1、8、16号車) | 印刷済み | 印刷済み |
号車番号 | 印刷済み | 印刷済み |
禁煙マーク | 印刷済み | なし(インレタ) |
グリーン車マーク | 印刷済み | 印刷済み |
車椅子対応マーク(11号車) | 印刷済み | なし(インレタ) |
N700ロゴ | 印刷済み | 印刷済み |
行先表示 | 印刷済み | なし |
編成番号(前面窓) | 印刷済み | なし(インレタ) |
編成番号(1・16号車乗務員扉窓、7、11号車業務用扉窓) | なし | なし(インレタ) |
編成番号(先頭車側面下部) | なし | なし(インレタ) |
業務用扉表示(7、11号車業務用扉窓) | なし | なし(インレタ) |
屋根上号車番号 | 印刷済み | なし(インレタ) |
屋根上注意喚起表示 | 印刷済み | なし(インレタ) |
カトーは省略されている個所が一部あるが、ほとんどのマーキング類を印刷済みとしているため、至れり尽くせりという印象である。付属のステッカーやインレタはないので、まさに買ってきてすぐに走らせることができ、細かい印刷表現を楽しめる仕様となっている。
一方、トミックスは印刷が少ないのだが、付属のインレタで補えるようになっている(画像クリックで拡大)。
Z0編成は1編成しか存在しないため形式番号は印刷済みとなっており、インレタの内容は同社他製品と比べるとおとなしめだ(他製品は編成を選択できるので形式番号も多数収録)。編成番号はどうせ「Z0」しかないのだから、これも印刷済みでよかった気もするが。
とはいえ、先頭部側面や窓への編成記号はトミックスならではのポイントで、インレタをすべて施した場合はカトーよりも精細な表現が楽しめる。問題はユーザが施工するため仕上がりに差が出ることがあること、そもそも手間がかかることだろうか。
禁煙マークについては、Z0編成の登場時は3・4・10・15・16号車が喫煙車指定されていたが、2006年3月に営業列車に合わせて4号車も禁煙車になった経緯がある(マニュアルにも記載あり。営業運転はしてないので誰も吸ってないと思うが…)。全車禁煙の量産車なら印刷済みの方がいいのだが(後述する同社N編成は印刷済み)、Z0編成を選択式にしたのは妥当といえる。
2011年3月からは3号車も禁煙車となりZ0編成にも反映されているはずだが(未確認)、表記類が量産車と同じタイプになってからの話なので、表記類が初期仕様の模型では気にしなくていいかもしれない。
カトー、トミックスともに1・8・16号車にJRマークがあるが、現在は全車両についているため、模型は現在の姿ではないことになる(トミックスは表記類が古いので、どのみち初期の姿なのだけど)。
N700系のロゴマーク。写真では差があるように見えるが、大きさは両者同じくらいである。一番下は実車のもの。
トミックスが4色(青3色、グレー)使っているのに対し、カトーは2色(青と銀)となっている。カトーの黒くなっている部分(「SHINKANSEN…」の文字も)は実は銀で、見る角度によって色調が変わるが、そもそも実車は銀ではない(靴ズリの銀印刷と共用なのだろう)。解像度も差があり、ぱっと見でもわかるくらい差がついてしまっている。
N700の「N」のはらい(?)もカトーは短めで、トミックスのほうが実車に近いといえよう。
N700系は1・3・11・13・15号車にロゴマークがある。上は1号車海側のものだが他の号車も見てみよう。
印刷の個体差をチェックしてみた。すべて海側の写真だが、山側はまた違うかもしれない。あくまでも筆者の所有物の写真なので、他の個体ではさらに異なる場合もある。
トミックスは15号車を除けば(数字の間隔、「はらい」の欠け)、全体的に品質が安定しているといっていい。対してカトーは号車ごとの品質にばらつきが目立つ。N700系のイラストが貫いていると認識できない場合もあるほどだ(特に3・15号車)。「SHINKANSEN」の文字も位置が微妙に異なっている。
形式番号は1号車(783形海側)と8号車(775形山側)、それぞれJRマーク付きの箇所をピックアップしてみた。下の「R〜」は実車の形式番号写真である。
数字部分はカトーは銀、トミックスはグレーで印刷されているが、実車はグレー。数字の大きさは実車ではJRマークに対して半分くらいの高さなのだが、カトーは少し大きい。また、カトーは文字のカスレ・つぶれている場合があるが、トミックスは全体的にくっきりしている。
JRマークはトミックスのほうがシャープだが、太さなどのバランスは僅差でカトーのほうが実車に近いか。色はトミックスはオレンジなのに対し、カトーはほとんど赤に近い。実車写真のうちR1は赤に近くはなっているが、露出をきちんと出すとR3(300系のもの)のように、JR東海のコーポレートカラーのオレンジがはっきりとわかる。
しかし、JRマークと番号の位置関係は海側・山側ともにカトーのほうが実車に近い。逆にトミックスは離れすぎで、スバリZ0編成の番号であるR2と比べてもよくわかる。R4はJR西仕様なので色が違うが、位置関係の参考として載せてみた。
全体的にトミックスはシャープで落ち着いた感じだが、離れてみた場合はカトーの方が目立つ印象である。
行先表示の印刷はカトー独特のものであり、同社の「Ready to Run」コンセプトを最も体現している個所でもある。座席表示(自由席・指定席)も印刷済み。
印刷品質としては号車ごとにカスレやズレが見受けられるが、カメラで拡大しないかぎり気になることはなく、概ね実車のそれを再現できていると思う。
余談だが「のぞみ」の「ぞ」の字のフォントが実車と異なっている(実車編かこのページの上の方の写真参照)。別にマイナス評価するつもりはまったくないが、こういうのは実車から取り込んだ画像を元にするんじゃないんだな〜と思った次第である。
号車番号・グリーン車マークについてはZ0編成と量産車では大きさが異なること、禁煙マークはトミックスはインレタで表現するなどの違いがあり単純比較はできない。量産車同士の比較のほうがいいと思うので、後述のN編成(3000番台)レビューで改めてチェックしてみたい。
至れり尽くせりのカトー、ユーザに選択の余地を与えるトミックスという感じだろうか。
カトーは「Ready to Run」コンセプトを徹底したモデルでもあり、ユーザはステッカーやインレタを貼るという作業をすることなく、まさに買ってきたらそのまま走らせることができる。初心者や面倒くさがりな人にはうれしい配慮だろう。
逆にいえば、ユーザが手を入れる余地がほとんどないとも言える。実車のN700系の行先表示は時間とともに内容が切り替わるし、運用が増えれば行き先も増えるだろうが、そうした状況でも行先表示の変更はほぼ不可能だ。
一方、トミックスはユーザによるインレタ施工が必要ではあるが、工作派ユーザなど、そうした作業を楽しめる人にはいいかもしれない。なお、トミックスの他製品は形式番号が選べる=形式番号を貼る必要があるが、Z0編成は1編成しかないので形式番号は印刷済みとなっており、同社の他の製品と比べるとインレタ施工個所は少ない。
しかし、16両すべてにインレタを施工するのはけっこう大変である(その苦労は報われるとは思うけど)。筆者は工作を楽しめる人なので苦にならないが、誰にでも薦められるかというとためらいがある。どうせ「Z0」しかない編成記号は印刷済みでよかったとも思うし、屋根上の注意喚起の赤いラインは位置的にも施工は大変そうで、烏口やマーカーで塗装した方が楽な場合もある。コストの問題とは思うが、あまりインレタ=ユーザ任せにするのはどうかと思う。
救いがあるとすれば、インレタを施さないとにっちもさっちもいかないわけではないことか。禁煙マークも編成番号も細かいから、施工しなくても気にならないといえば気にならないし、そこも含めて各ユーザの判断に任せる、というのがトミックスのコンセプトなのかもしれない。
近年の鉄道ブームで、Nゲージ、特に新幹線はライトユーザが多くなったと感じる。新しいユーザにとっては工作の余地が残っているよりも、すべて整った状態のモデルが好まれるのだろう。カトーの「Ready to Run」はそうした市場の変化を組み取った結果のコンセプトではないかと思っている。
しかし、工作を楽しめるヘビーユーザが新幹線モデルを買うことも少なくない(筆者含む)。ユーザの間口が広がりお手軽に楽しめるようになることは、方向性の一つとしては間違いとは思わないが「ベストではない」とも思っている。トミックスのインレタは確かに面倒だけど、そうした作業を「楽しみ」として提供するのもまた大事だと思う(トミックスがそう考えているかは不明だが)。何でもメーカーのお仕着せでは、Nゲージの数ある楽しみ方を狭める結果になりかねないからだ。
最後に、カトーは印刷品質向上が課題だろうか。他のモデルでもそうだが、実は印刷表記は以前からカトーのウィークポイントで、N700系でもあまり改善されていないようだ。もっとも、このページに掲載した写真は異常拡大であり肉眼で確認できるのは「N700」のロゴくらいで、大半のユーザは印刷の粗さなんて気にならない、いや、気付かないのが実態だろう。走行時のように離れて見ることを前提としていて、「細けえことはいいんだよ(AA略)」なのかもしれない。だいたい、このサイトの指摘が細かすぎることは筆者も自覚している。
しかし、Nゲージには至近で眺めたり、写真を撮ったりでその精巧さ、リアルさを味わうという楽しみもある。トミックスもそうだが、カトーのN700系の模型は非常によくできているだけに、「細けえことは…」と甘んじているのは寂しいし、もったいないと思うのだ。
どちらも光源は白色LEDで、HID(放電灯)を採用して青白く光る実車のヘッドライトをうまく再現している。最後尾となる先頭車はテールランプとして赤く光るのは言うまでもない。
しかし、光り方は両者差がある。トミックスは全体的に煌々としているが、見る角度によって先端が光ったり後端が光ったりするのに対し、カトーは暗めだが光り方は安定している印象がある。どうしてこのような差が出るのかは、次の写真で説明がつく。
実車編に写真があるが、N700系のライトはケース後方に2灯のHIDが鎮座する構成で前方を照らすわけだが、カトーはそれを再現しているのである。トミックスはNゲージの表現としては一般的ではあるが、ライト自体がLEDから導光するプリズムの一部であるため、見る角度によって光り方が変わるのである。
カトーのライトもプリズムの一部には変わらないのだが、そのカット方法や一部面の表面加工を工夫していて(写真で紹介できないのが残念)、実車のライトケース同様に、まるで内部には銀色の反射板があるような錯覚を与えるほどの仕上がりとなっている。
分解してみる。トミックスはカバーに覆われていてわかりにくいがライト下部からプリズムになっているのに対し、カトーは後方からプリズムが伸びる。
そして、青枠拡大を見てのとおりライトの根元は2本に分かれていて、これが2灯表現のもとになっていることがわかる。
このことは消灯時でも確認できる。カトーの方はライトケースに反射鏡、HIDが2灯あるような、メカニカルな雰囲気が伝わるだろうか。くどいようだが中空のパーツなどではなく、プリズムのカットの工夫だけで再現しているのである。
実車のヘッドライト。この角度から見ると、ライトケースの形状(内部の反射板など)がよくわかると思う。
ライト全体が光る中庸な表現のトミックスはともかく、カトーはヘッドライト2灯を表現したのはいいとしても、テールランプは実車ではHIDを避けるように赤LEDのパネルになっているので、単にLEDを赤に切り替えるだけだとテールランプまで2灯になってしまいよろしくない。
しかし、カトーはその辺も抜かりなかった。実車のようにHIDの2灯が「抜けた」表現はさすがに無理だったが、ご覧の通り2灯にならずに済んでいる。
そのカラクリの正体は…先端部がライトパーツとなるわけだが、そこに至るプリズムが1枚の板(座席パーツ)をはさんで、上下2系統あるからである。
上がヘッドライト(白色LED)用で、下がテールランプ(赤色LED)用。2灯表現されているのは上だけだから、テールランプは全体が光るようになっている。
正直なところ、灯火類の表現についてはカトーのほうが上手だと書かざるを得ない。光源が後方にあるというだけでリアリティが増すのに、プリズムのカット方法まで工夫してライトのケーシングまで再現、さらに内部のプリズムを2系統に分ける構造には正直脱帽である。
実際には2灯を表現…といってもそこまで効果がない(くっきりしていない)のが正直なところだが、少なくともカトーの灯火類表現にかける意気込みや気合は十分に伝わってくる。分解してその内部を見た人間としては、このことは伝えなければと思った次第である。
トミックスの表現はNゲージとしては一般的であり、従来の製品と比べてもそれほど不満はない。ただ、カトーと比べた場合にはやはり物足りなさを感じる。トミックスにもカトーのような表現ができる技術力はあると思うので、なおさらである。
なお、光量は両者とも十分なレベルを確保しており、ボディの隙間などからの光が漏れたり、透けてしまうようなことは一切なかったと報告しておこう。
また、次の項にもいえることだがNゲージは非常に細かくデリケート。無闇な分解はパーツ破損がオチなので、模型の分解・組み立てに自信がなかったり、自己責任でできない場合は絶対しないでいただきたい。
手前から普通車、グリーン車、動力車。カトーはグリーン車が、トミックスは普通車が動力車となっている。普通車は2+3列、グリーン車は2+2列の配置もきちんと再現されていることがわかると思う。
カトーは全車の車内を明るいグレー1色で済ませているのに対し、トミックスはシートと床の色分けをしている。実車ではシートの色は普通車がブルー、グリーン車はライトブラウンとなっていて、グリーン車はブラウンのカーペット敷きとなっているが、そのカラーパターンを実車の通り再現している。シートの形状自体もトミックスのほうが凝っており、各座席のひじ掛けまで再現しているがカトーはそのへんは省略である。
ちなみに、トミックスはこのように座席部分だけ取り外すことができる。同社の小田急ロマンスカー「VSE」で採用された方式で、シートと床の色を変えることができる利点のほか、シートを逆向きに変えることもできるというものだ。
しかし、新幹線でこれをやってしまうと、2列席と3列席の海側山側も入れ替わってしまう。グリーン車はその問題ないが、グリーン車だけ向きが逆を向いていたとしても・・・もともとトミックスはギミックとしては前面に出していないので、そのままにしておくのが無難だろう。
シートの色、形とも凝っているのはトミックスとなるが、N700系の側面窓は小さいので、両者とも外からシートの色を視認するのは難しい。前述の通りカトーは窓にスモークがかかっているが、それではシートに色をつける意味は半減するので、明るいグレーにして少しでもシートが見えるようにしたのかもしれない。いずれにせよ目立つものではないので、通常はカトーの車内表現でもあまり問題にならないと思う。
ただし、室内灯を付けた場合はこの限りではなく、トミックスだったら窓の外からでもわかるくらいに、普通車とグリーン車のシートの色の違いを映し出してくれる。
それぞれ普通車に室内灯を組み込んだところ。トミックスは普通車の青色シートが浮かび上がっている。もちろん、グリーン車は茶色シートで浮かび上がる。対してカトーは1色のみだ。
なお、N700系の室内灯は電球色タイプがメーカー指定されているが、都合により白色タイプで撮影している。
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