模型の概要&アーカイブ |
比較レビュー序 製品構成・価格 |
比較レビュー1 先頭形状・車体各部表現 |
比較レビュー2 屋根上・パンタ周辺 |
比較レビュー3 塗装・灯火類・室内 |
比較レビュー4 床下・連結部分・ギミック |
比較レビュー5 全形式比較・収納性・付属品 |
比較レビュー完 総評 |
トミックス300系初期製品について |
トミックス 「ありがとう。300系」レビュー |
車体の寸法について比較する。なお、数値については以下注意点を挙げておく。
単位はmm | 先頭車全長 | 中間車全長 | 全幅 | 全高 | 連結間隔 | 編成長 |
トミックス | 161.0 | 153.0 | 21.4 | 23.0 | 5.5 | 2,546.5 |
マイクロエース | 161.0 | 153.0 | 21.2 | 22.5 | 5.0 | 2,539.0 |
実車/160 | 161.3 | 153.1 | 21.1 | 22.8 | 3.1 | 2,513.1 |
実車 | 25,800 | 24,500 | 3,380 | 3,650 | 500 | 402,100 |
計測はJ編成の1号車と2号車で行った(F編成も同じはず)。
全長はトミックス・マイクロエース共に全く同じで、カトーのように1mm短いといったデフォルメはなく、全幅・全高も含めて実車をほぼ忠実にスケールダウンしていることがわかる。実際、両者を並べても寸法的な差異はまったく感じない。
連結間隔も両者の差はあまりなく、16両フル編成時では7.5mm(実車換算で1.2m)ほどトミックスの方が長くなるものの、やはり全体的な差は少ないといえるだろう(これがvsカトーなら、実車換算で5mくらいの差が出ることはザラ)。ただし、実車と比べた場合は両者ともそれなりの差が出てしまい、だいたい5m程度長いことになる。車体の長さは忠実と考えると、どちらも連結間隔がやや広めだと解釈できる。
トミックス・マイクロエースともにフル編成を2つのブックケースに収納することができる。各製品のパッケージは「模型の概要」ページから「アーカイブ」を参照してほしい。
トミックスのJ編成は3つのセットで構成されるが、基本セットと増結セットBのブックケースにフル編成を収納可能。ウレタンの切り欠きが工夫されているため、1〜8号車、9〜16号車と号車順に並び替えることができる。メンテナンス用の補助棒を入れるスペースまで用意されている(ケース内ウレタン右側にある隙間)。
F編成は製品構成が最初から16両フル編成なので、デフォルトで号車順に並んで収納されている。
マイクロエースは基本セット8両、増結セット8両という製品構成であるため、最初から16両が2つのブックケースに収納されている。ただし、ウレタンの形が決まっているので号車順に並び替えることはできない。
並び順は基本セットが1・4・5・6・7・8・9号車、増結セットが2・3・10・11・12・13・14・15号車。J・F編成共通である。
16両フル編成が2つのブックケースに収まるのはどちらも同じだが、トミックスは同社他製品(500系、N700系など)と同じように号車順に並び替えできる特徴がある。一方のマイクロエースは先頭車とパンタ車の位置が決まっているから並び変えができない。マイクロエースの並びは比較的まとまってはいるが、それでも直感的で扱い易いのはトミックスだと思う。
トミックスの旧製品は16両収まらなかったり、単品ケースがあったりと収納性が悪かったが(フル編成志向が強くない時代の製品なのでやむを得ないが)、現行製品はブックケースに収めてしまえば用済みの増結セットAのパッケージが紙パック+発泡スチロールで処分しやすいなど抜かりない。まさに面目躍如という感じだ。
トミックスの収納性の良さに対し、残念ながらマイクロエースは一歩劣ってしまっている感じ。カトーもそうだが、並び替えに対応してくれるとよいのだが・・・それと屋根上編でも書いたが、マイクロエースは先頭車の検電アンテナ周辺のウレタンに余裕がなく、取り出し方によってはアンテナを曲げたり折ったりするので注意されたい。
付属品は以下のような構成となっている(スリーブや注意書き等は除く。リンククリックで画像表示)。
トミックスJ編成。ブックケースの製品のみ付属品が含まれており、増結セットAは付属品が一切ない。
製品 | 付属品 |
基本セット(6両・ブックケース) | マニュアル・インレタ・動力台車取付棒 |
増結セットA(4両・紙パック) | - |
増結セットB(6両・ブックケース) | マニュアル・インレタ・動力台車取付棒 |
トミックスF編成。1セットでフル編成になるため、J編成よりインレタの枚数が1枚少なくなる。
製品 | 付属品 |
16両セット(16両・特製外箱+ブックケース×2) | マニュアル・インレタ・動力台車取付棒 |
マイクロエースはJ・F編成ともに付属品はステッカー(収録内容は異なる。以下はJ編成のもの)のみとなる。
製品 | 付属品 |
基本8両セット(8両・ブックケース) | マニュアル・ステッカー |
増結8両セット(8両・ブックケース) | マニュアル・ステッカー |
付属品は全体的に少なめでシンプルな構成である。トミックスは他製品ではガイシパーツなどの別パーツが用意されることが多いが(300系旧製品もそうだった)、現行製品はインレタと通電カプラー製品ではおなじみの補助具が付くだけだ。マイクロエースもステッカーだけというシンプルさで、こちらは同社製品では伝統的な構成となっている。
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